アロフト（原題）
Aloft

『悲しみのミルク』のクラウディア・リョサ監督
どことも知れない極寒の地を舞台にした英語劇

[ストーリー] 雪と氷に覆われたどことも知れない極寒の地。ある悲劇によって引き裂かれた母親ナナと息子アイヴァン。20年という時間を隔てて過去と現在の物語が交錯していく。

　ペルー出身の女性監督クラウディア・リョサの新作です。デビュー作『マディヌサ』（06）と第２作『悲しみのミルク』（09）は、ペルーを舞台にしたスペイン語／ケチュア語のドラマでしたが、新作『アロフト（原題）／Aloft』（14）では、英語（＋フランス語）劇に挑戦しています。

　ヒーラーとしての能力に目覚め、アーティスト／グルのような存在になっていく母親をジェニファー・コネリー、成長して鷹匠になる息子アイヴァンをキリアン・マーフィー、ふたりを結びつけていくフランス人のジャーナリストをメラニー・ロランが演じています。サントラを手がけたマイケル・ブルックがアンビエントな音楽を提供しています。