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2010年、ルーマニアのスモールタウン。夫と平穏な生活を送るヒロイン、エミリアのもとに、10年前にカナダに移住した娘から、アメリカ人の婚約者とともに帰郷するという連絡がくる。だが、家族の久しぶりの再会はジェネレーション・ギャップを浮き彫りにする。そして、いまだに共産主義時代に強いノスタルジーを抱くエミリアのなかに、古き良き時代の様々な思い出が甦る。
ルーマニアのベテラン監督ステレ・グレアが、Dan Lunguの小説『I'm an Old Communist Hag』を映画化した作品です。前作『ウィークエンド・ウィズ・マイ・マザー(英題)』(09)はシリアスなドラマでしたが、今度はコメディのようです。ヒロインを演じているのは、『ラザレスク氏の最期』(05)や『私の、息子』(13)のカメレオン女優ルミニツァ・ゲオルギウです。
『ラザレスク氏の最期』の主人公ラザレスクの一人娘は結婚してカナダのトロントに暮らし、父親にとって遠い存在になっていました。ルシアン・ピンティリエ監督の『ニキ・アンド・フロ(英題)』(03)では、主人公ニキの娘が夫とともにアメリカに移住する準備を進めているところでした。この『アイム・アン・オールド・コミュニスト・ハグ(英題)』は、そういう状況からさらに時間が経過したあとで、世代間の関係がどう変化するのかを描こうとしているとみることもできそうです。 |
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| ◆スタッフ◆ |
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| 監督/脚本 |
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ステレ・グレア
Stere Gulea |
| 脚本 |
Vera Ion, Lusian Dan Teodorovici |
| 撮影 |
Vivi Dragan Vasile |
| 編集 |
Alexandra Gulea |
| 音楽 |
Vasile Sirli |
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| ◆キャスト◆ |
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| Emilia |
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ルミニツァ・ゲオルギウ
Luminita Gheorghiu |
| Tucu |
Marian Ralea |
| Alice |
Ana Ularu |
| Dna. Stroescu |
Valeria Seciu |
| Alan |
Collin Blair |
| Catalin |
Andrei Hutuleac |
| Celina |
Alexandra Buza |
| Maricica |
Coca Bloos |
| Sanda |
Anca Sigartau |
| Aurelia |
Tania Popa |
| Culidiuc |
Gabriel Spahiu |
| Sorin |
Constantin Florescu |
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| (配給:) |
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